口臭とコーヒー
牛乳や梅干、レモンといった食品は、口臭を予防してくれる食材としてよく知られているわけですが、逆に食べたり飲んだりすることによって口臭を悪化させてしまう食材というものもあるわけです。
そういった食材として、おそらく多くの人がイメージするものとしては、ニンニクや玉ねぎ、納豆といったものが挙げられるでしょうね。もちろん、こういったニンニクや玉ねぎ、納豆などは、そもそも臭いの強い食材であり、それによって口臭を悪化させてしまうことになるわけですが、ちょっと意外なところではコーヒーも口臭を悪化させてしまう飲み物なのです。
実はコーヒーには口の中のpHバランスを低下させてしまう働きがあるために、コーヒーを飲むことによって口臭を発生しやすくなってしまうのです。また、コーヒーは飲みすぎてしまうと、口の中での唾液の分泌が抑えられてしまうことになり、これも口臭の発生の要因となります。
さらに、コーヒーにミルクや砂糖を入れた場合には、それらが口の中に残留し、それらが分解されることによっても口臭が発生しやすくなるわけです。ですから、習慣的にコーヒーをよく飲むという人は、コーヒーを飲んだ後に水を飲んで、舌の残った残留物を洗い流した方が良いでしょうね。
ただ、そうなるとせっかくのコーヒーの味わいが失われてしまうかもしれませんので、実際には難しいかも知れませんね。いずれにしても、食材が原因となる口臭は病気ではないので、食事の時によく噛んで唾液をたくさん分泌すれば、口臭の発生を抑制することは可能です。